♯枝肉の格付けって‼︎

 

♡「切るまで分からん牛の肉」

「食べるまで分からん肉の味」

「え?枝肉ってなに?」


前に書いた共進会は生きてる牛の大会で

枝肉共励会は肉になった牛の大会よ。

この大会の流れとして

肥育屋さんが自分の牛舎から牛を選抜

→出品(搬入):と畜場に沖縄県中の牛が集結

→と畜(牛殺す)

→からの〜肉のかたまりを格付けする。

格付けで、よく聞くA5とかA4っていうのが出るの。

  • 枝肉:皮・骨・内臓・頭・足・しっぽ・血液を取った肉のこと。

↓これ‼︎笑

この状態で格付けをし、結果が出て次の日にはすぐ入札がある。


♡A5の「A」は肉の量

A〜Cまであり、「歩留り(ぶどまり)等級」という

精肉になる量が多ければA、少なければC。

 

  • 部分肉:骨・余分な脂肪・くず肉を取っ払った肉のかたまりで、ここまできたらグロくないやーつ。

取引されるのはこのかたまりから、

ネック・肩・肩ロース・リブロース・サーロイン・ヒレ・かたバラ・ともバラ・うちもも・しんたま・そともも・ランイチ・スネの13部位‼︎

例えば今年、友達の牛の結果は

牛の体重754キロで、枝重(えだじゅう:枝肉重量のこと)499キロ。

枝から72%以上が部分肉になるやつがAランク、

標準はBで、69パー以上72パー未満、

それ以下はCだよーん。

1頭からたくさん食べれる肉が取れる!ってのは肥育技術なんすねー。

体に無駄が少ない牛ということ。


察しの良い人は気付いたかもだけど、要するに実はAランクってゆーのは味の話ではなーーい。

騙された!って思う?笑

Aランクでもたいしておいしくない肉はいっぱいあるよ!笑

肥育屋さんに怒られちゃうな…


♡A5の「5」は肉質等級

格付けはさっきの歩留等級と、肉質等級で決まる。

肉質のほうはロース芯って部位で評価されるよ

こういうのを見て

「うわあ〜おいしそすぎる〜A5あげちゃお!」

「いやいやわしはこっちが美味そうじゃ!」

って決めていく

わけではない笑

  • 脂肪交雑(霜降りのこと)
  • 肉の色沢
  • 肉の締まりとキメ
  • 脂肪の色沢と質

の4項目を見るのだー。

そんで脂肪交雑のことをBMSといってこんな感じ↓

12段階になってるよ。

BMS1が1等級、BMS2が2等級、BMS3・4が3等級、BMS5〜7が4等級、BMS8以上が5等級。

意外と5等級の幅は広い。

自分で選べる時はお腹の調子を考えて選ぼう

もう今日は腹下してでも食べるううう!って時は12番。

A5でもなるべく脂が少ないのを…って時は8番を。


♡個体識別番号

って見たことあるー?

今たまに焼き肉屋さんとかに貼ってあったりする。

店員さんに聞いても教えてもらえるよ。

10桁の番号で、この肉になった牛がいつどこで生まれて、どこを経由して、どこでと畜されたか分かるナンバーなの。

「個体識別番号」って検索して

ここの同意確認押して

同意確認押して

ここに10桁入れると

出てくるおー(о´∀`о)

そんで知ってる農家が出てきたりすると、連絡して

「これ血統なにー?おいしー!」

とかって聞いて、もりあがったりする笑

こんなマニアックな会話が焼き肉屋で聞こえてきたらそのグループは間違いなく牛飼いだ。


ということで、

歩留B、肉質5ならB4

歩留C、肉質3ならC3

となるわけですな

そして!

「味を保証するものではないいい」

とゆーわけ。

肉があるだけでハッピー

肉は好みでいいんです

たまに「ワッフー!胃もたれするー!フウ〜!」

とか言いながらA5食べたいがな笑


高級和牛食べたい方は、取り寄せしてて味もあたしがマジでオススメする肥育農家を紹介します〜

食べたことあるとこだけ紹介するからご安心を〜

沖縄産、福島産、宮崎産など〜